岡山科学技術専門学校 建築工学科: メティス_パーティションウォール(間仕切り壁)


2010/04/15

メティス_パーティションウォール(間仕切り壁)




ジャン・ヌーヴェルがパーティションウォールをメティス社より発表しました。
音楽の五線譜やコンピューターのデータカードにインスピレーションを受けたもので、フック穴が目盛りになっているモジュラーパネル。
このパネルを制作するにあたり、素材が安価であること、ディテールが複雑でないこと、また耐火性能があることなど克服しなくてはならない技術的問題点があがっていたが、その問題は解決したとのこと。
どうもfiber chalk slabs(おそらく無石綿(ノンアズベスト)板)をアルミパネルの間にサンドイッチすることで上記を含む問題点を解決した模様。

通常のモジュラーシステムでは、視覚的に300mm, 600mm, 900mm分割されるパネルの枠が見えてしまうのに対し、このパネルを使用すれば、不必要なラインを消し去る(厳密に言えば非常に見えにくくする)ことが可能になる。また、フック穴が波板の凹部にあるのでフックの納まりを溝の内部に隠すことができる。さらに仕上げにサーマルカラー(感熱塗料)を塗布すれば、部屋の熱環境を視覚的に指し示すことも可能。

制作・構想段階に関わっていたのでそのプロセスをよく知っているだけにこのニュースはとても嬉しいニュースである。

非常にシンプルで、スマートなパネルに仕上がっているのではないかと思います。

モウリ


詳しい内容はこちらのリンクから